プレスリリース

【すべての子どもが安心して暮らせる社会へ】「子どもの村福岡」は2024年4月24日、開業から15年目を迎えました。

A loving home for every child. すべての子どもに愛ある家庭を

「SOS子どもの村JAPAN」(https://www.sosjapan.org/)は、オーストリアに本部を置き130以上の国と地域で活動する国際NGO「SOS Children’s Villages International」の日本法人です。当法人は親と離れて暮らす子どもが家庭的な環境で安心して成長できるよう支援しています。また子どもと家族が地域社会から孤立することによって生じる様々な課題を解決するため里親制度を活用しながら「地域の家族支援」を行っています。

皆様に支えられ「子どもの村福岡」は開業から15年目に入りました。長きにわたり温かいご支援・ご寄付をいただき、ありがとうございます。今後も子どもたちが地域で安心して暮らすことができるよう、国連「子どもの権利条約」の精神にのっとり、取り組みを広げてまいります。私たちの活動は、市民の皆様、企業団体からのご寄付によって支えられています。引き続き、ご支援・ご寄付をいただけますようお願い申し上げます。

◆SOS子どもの村JAPAN 活動内容についてはこちら
https://www.sosjapan.org/supporterpage/

2024年4月24日「子どもの村福岡」は15年目に入りました

SOS子どもの村JAPANの始まりでもある「子どもの村福岡」では、さまざまな理由で、親と離れて暮らす子どもたちと育親(里親)が共に生活しています。

家族と離れて暮らす子どもたちが安心できる家庭的な環境を

「子どもの村福岡」は福岡市西区今津にあり、自然に囲まれ、海からほど近い場所に位置しています。ここで育つ子どもたちは、地域の方々に見守られながら生活しています。家庭的な環境で子どもたちを育てることを大切にしています。育親が子どもの親代わりとなり、子どもと愛着関係を築くことで、子どものアイデンティティや自尊心、他者への思いやりを育むことを目標としています。

ここで暮らす子どもたちが心から安心し、健やかに育つことが出来るように、専門的知識を持つ職員が1つのチームとなり、複数の大人が関わりながら子どもたちの養育を行っています。

開業に至るまで、地域の方、様々な企業の方々に、多大なるご支援をいただき開業することが出来ました。SOS子どもの村JAPANでは、「子どもの村福岡」ができるまでの道のりを連載形式で、WEBにて公開しております。ぜひ、お読みください。

◆ SOS子どもの村JAPAN 公式note
URL:https://note.com/soscvj/m/m69f186e7e765

地域で暮らす子どもと家族から信頼される支援機関を目指して

「親と離れて暮らす子どもたちを養育するだけではなく、子どもと家族が離れることなく、安心して地域で暮らすことができるしくみを作りたい」との想いから、福岡市の委託を受け「児童家庭支援センター SOS子どもの村」を福岡市中央区赤坂で運営しています。

◆児童家庭支援センター「SOS子どもの村」HP
URL:https://www.sosjapan.org/child-and-family-support-center

平日夜間および土日祝祭日に、子どもにかかわる心理職のエキスパートが、家族のあらゆる悩みについて相談を受けサポートしています。子どもを主体に、子どもの声を聴きながら、家族とともに困難の解決をめざし、さまざまな支援を行っています。

・本人の意志を尊重し、希望に応じた面談やアウトリーチ支援を大切に
 福岡市ヤングケアラー相談窓口「SOS子どもの村」

家族にケアが必要な人がいる場合に、本来大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、感情面のサポートなどを行っている子どものことです。「福岡市ヤングケアラー相談窓口」は、福岡市からの委託を受け、ヤングケアラーに関する相談を受け、悩みごとについて一緒に考え、状況を整理して、コーディネーターが適切な支援先につなげます。


◆福岡市ヤングケアラー相談窓口「SOS子どもの村」HP
URL:https://www.sosjapan.org/young-carer-support-desk

・地域の里親との協働による、子育て短期支援事業
里親ショートステイ事業「みんなで里親プロジェクト」

「子育てに困難を抱える家庭を地域で支えるしくみをつくりたい」という想いから、2014年にSOS子どもの村JAPANと福岡市西区の協働事業として始まった「みんなで里親プロジェクト」。親の出張や疾病などの理由で、一時的に養育ができない場合に数日から1週間、一時的に子どもを預かる取り組みです。継続的に行政との対話を続けたことにより、2022年より福岡市全域で「里親家庭での子どもショートステイ」事業を展開しております。

福岡市内の里親によるショートステイの受入れは、2014年にプロジェクトが始まって以来、「子どもショートステイ」の利用ニーズは年々増加の一途をたどり、利用申し込みの多くをお断りしなければならない状況が続いています。( 令和4年度、子どもショートステイ利用のべ日数 6,851日)

利用ニーズに応えるためにSOS子どもの村JAPANでは、私たちと一緒にこの取り組みを担ってくださる「ショートステイ里親」を募集しています。「里親って?」というところから分かりやすく職員がお話ししますので福祉の専門知識は不要です。興味・関心のある方はぜひ、「里親って?カフェ」にご参加ください。

◆里親って?カフェ 開催日

・5月16日(木)10:30〜12:30
福岡市博多区役所1階 多目的室2
〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目8-1
※JR/福岡市地下鉄「博多」駅より徒歩5分

・6月14日(金)13:00〜16:00
なみきスクエア(福岡市東区)
〒813-0044 福岡県福岡市東区千早4丁目21-45

※JR鹿児島本線「千早」駅より徒歩5分

・7月11日(木)13:00〜15:00
福岡市男女共同参画推進センター アミカス
〒815-0083 福岡県福岡市南区高宮3丁目3-1
※西鉄福岡大牟田線「高宮」駅より徒歩5分

◆お申し込みはこちらから
URL:https://x.gd/8pi8h

◆「みんなで里親プロジェクト」HP
URL:https://local.sosjapan.org/

私たちの活動原則

私たちは、国連「子どもの権利条約」を軸に活動を続けています。国連「子どもの権利条約」とは、すべての子どもが持つ「生きる」「育つ」「守られる」「参加する」権利を保障するため、1989年に国連総会で採択され、1990年に発効した国際条約です。日本は1994年に批准しており、2021年時点では196の国と地域が締結しています。

SOS子どもの村のすべての活動は、国連「子どもの権利条約」の精神に則り、この条約の中で宣言されている、「すべての子どもは、家庭環境のもとで成長すべきである」の実現を目指しています。

ご支援の御礼

「子どもの村福岡」が2010年4月に開村してから、今年で15年目を迎えることになりました。当初は日本国内で先駆けての試みとして、限られたスタッフで試行錯誤を重ね、多くの困難を乗り越えてきました。これまでの歩みを支えてくださった多くの方々の理解と支援に心からの感謝を申し上げます。

「SOS子どもの村JAPAN」の活動範囲は、親と離れて暮らす子どもたちの支援だけにとどまらず、すべての子どもと家族がともに地域で安心して暮らすことができる社会の実現を目指して、日々活動に取り組んでいます。

社会全体が不安定な状況にある今、子どもと家族をめぐる環境も刻々と変化しており、すべての課題に対処することは容易ではありません。しかし、これからも引き続き、皆様のご支援・ご理解のもと、子どもたちに適切な支援を届けられるよう、真摯に取り組んでまいります。

皆様のこれまでのご支援・ご寄付に重ねて深く感謝申し上げるとともに、今後も引き続き、私たちの活動を支えていただけますよう、お願い申し上げます。

◆ご寄付をいただける方はこちらから
URL:https://www.sosjapan.org/supporterpage/

【 Credit 】
・Photo by Ryuto Sato( https://www.instagram.com/ryutosanto/ )
・Photo by ALBUS( https://albus.in/
・Photo by Hiromasa Otsuka | Overhaul( https://www.overhaul.jp/

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