プレスリリース

里親による子どもショートステイの取り組みが 国の事例集に掲載されました

このたび、SOS子どもの村JAPANが実施する事業「里親による子どもショートステイ(みんなで里親プロジェクト)」が、こども家庭庁による令和7年度の調査研究報告書において、全国の先進事例として紹介されました。

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私たちは2014年より「みんなで里親プロジェクト」として、家庭的な子どもショートステイ(子育て短期支援事業)を通じて、子育て家庭の“困りごと”に寄り添う仕組みづくりを進めてきました。
現在は、日本財団の助成と、福岡市からの委託により、安定的に事業を推進しています。

「家庭で暮らすことの大切さ」や「地域につながる安心」を大切にしながら、すべての子どもと家族に寄り添う活動を続けています。

🔗2024年度レポート/みんなで里親プロジェクトはこちら

■ SOS子どもの村JAPANの取り組み

私たちは、「里親による家庭的ショートステイ」を中心に、子どもが安心できる家庭的な環境づくりに努めています。
行政や地域の支援機関と連携し、保護者の育児疲れ、急な入院、出張などさまざまな事情に柔軟に対応し、一時的な預かりを必要とするご家庭を支えています。

■ 国の事例集で紹介される“安心のモデル”

本事業は、こども家庭庁が発行する「子育て短期支援事業ヒアリング事例集」において、福岡市の委託モデルとして先進事例に選ばれました。
「里親による子どもショートステイ」は、子どもと保護者双方の心理的な負担を軽減し、地域の中に“子どもの居場所”を広げる取り組みとして高く評価されています。

■ 利用実績と広がるネットワーク

令和5年度には、福岡市全体で年間約8,500件の利用がありました。
SOS子どもの村JAPANは、その中核を担うパートナー団体として、里親ネットワークの充実に努め、家庭的な安心を多くのご家庭に届けています。

■ 利用者の声・現場から

「初めて利用したとき、温かい家庭の雰囲気に子どももすぐになじみました。里親さんが細やかに気づかいしてくれて、本当に助かりました。」(利用者の声)

「サポートがあったから、仕事や急な用事も安心して任せることができました。」(ひとり親家庭の保護者より)

■ 今後の展望・ご支援のお願い

SOS子どもの村JAPANは、2010年の創業以来、「子どもの村福岡」や「みんなで里親プロジェクト」など、地域のニーズに応える先駆的な事業を展開してきました。

社会的支援モデルが定着するまでには、長い時間と多くの方々のご協力が必要です。
これまで活動を続けてこられたのは、皆さまお一人おひとりのご理解とご支援のおかげです。

今後も現場の声を制度や政策に反映しながら、すべての子どもと家族に寄り添う支援を進めてまいります。

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