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【活動報告】「第4回 里親ショートステイ全国ネットワーク会議」を開催しました

2月4日に「第4回里親ショートステイ全国ネットワーク会議」を開催しました。

36都道府県の県・市町村・児童相談所・児童家庭支援センター・フォスタリング機関・里親会・乳児院・児童養護施設など、150名を超す子どもや家庭、里親の支援に携わる方々にご参加いただきました。

これまで、病気や出張、育児疲れなどを理由に子どもを数日間預けることができる「子どもショートステイ」は、乳児院や児童養護施設などが受皿の中心でしたが、核家族化がすすみ、頼る親族や知人がいない家庭が増え、施設だけではニーズにこたえきれないことから、身近な地域の里親さんがショートステイを担う動きが広がっています。

今回のテーマは「里親が子どもショートステイを担う意義」でした。

SOS子どもの村からは、「(里親が)専門職ではないこと」「私的な空間に公的なシステムが入ること」「地域に暮らす里親がやる」という視点で里親が家族支援の担い手になることの意義をお話しました。

ショートステイを受けて下さっている里親さんへのインタビューでは、ショートステイを受けてよかったこと、大変だったことなど、ご経験を踏まえた話をしていただきました。参加者の方は、ショートステイをより具体的に親しみをもって感じてくださったようでした。また、こども家庭庁からは国レベルでみた「子どもショートステイ」についてもお話いただき、全国各地4か所から簡単な取り組みの発表もしていただきました。

毎年開催している全国ネットワーク会議ですが、年々参加者が増えており、「里親ショートステイ」を取り入れているところや導入を検討されているところが増えています。参加者された方々の反応からも関心の高さがうかがえ、それだけ全国各地で、子育て家庭を支えていく人や仕組みが急務であると感じています。

里親さんによる「子どもショートステイ」は、子育て家庭を地域で支えていく子育て支援の一つとしてとても有効で、大きな可能性があると思っています。

私たち福岡市児童家庭支援センター「SOS子どもの村」は、過去10年間で構築してきた里親ショートステイの仕組みやノウハウを社会に発信していきます。
これから導入したい、検討したいという行政の方、関係機関の方は、いつでもお問合せください。

<参加者のご感想>

・里親さんの実際の取り組みや、コーディネーターさんの役割など、具体的な話を聞けて良かった。
・今後、里親ショートステイを進めていくなかで、どのような方法がよいのか、模索検討しながらやっていきたいと、前向きな気持ちになりました。
・里親ショートステイが子育て家庭に大きく資するサービスであることが理解できました。未委託の里親家庭の可能性も広がると思います。
・地域によって違いがあることに驚きました。市町との協働がテーマだと実感しました。
・事前に頂いたQ&A集がとても具体的で役に立ちました。
・里親ショートステイが地域支援につながり、少しでも子育てしやすい地域になるように、全国に広がってほしいと望みます。

 

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