当法人が連携しております、社会的養護経験者の当事者団体「IFCA(インターナショナル・フォスターケア・アライアンス)」の日米ユースサミットを福岡で開催いたします。
本シンポジウムでは、2022年度のIFCAの活動報告を行うとともに、アメリカで長らく社会的養護で生活をしていた当事者活動のリーダーシップをとってきた二人のプロフェッショナルユースをお迎えし、今後の日本における当事者参画について考える機会にしたいと思います。
【プログラム】
・2022年度渡米チームによる米国訪問の報告
・IFCAの4つのプロジェクトによる活動報告
・日本の社会的養護の当事者参画に向けてのメッセージ
【米国プロフェッショナルユースのプロフィール】
・マディソン・サンドバル – ラン
ベトナム系黒人の一世で、7年間里親制度で育ち、19歳でフォスターユースのチームでネバダ州の社会的養護の子ども・若者の権利章典の策定にたずさわりました。20歳の時、米国議会でフォスターユースに対する過剰投薬に関わる認識を変革するために活動を行い、政策、実践、研究において、フォスターユースを巻き込んで展開する方法と戦略に関する研究報告書を共同執筆しました。
現在は、児童福祉制度を強化・改善するために、家族や若者のリーダーと提携する専門家およびアドバイザーを務めています。専門は、州や国の機関へのコンサルテーションの提供、プログラムやサービスの向上、採用やトレーニングの支援、公共政策の開発や実施への情報提供、参加型アクションリサーチの設計など多岐に渡ります。
・ブランドン・ヒギンス
インディアナ州インディアナポリス出身の33歳。10歳のときに里親制度に入り、弟のジョシュアと約3年間を過ごし、2002年に養子に出されました。ケンタッキー州立大学卒業(教育学)、2016年にアーカンソー大学修了。大学院を通じて、家庭内暴力、児童福祉制度における移民・難民の経験、アイデンティティをめぐる研究を発表する機会を得ました。臨床ソーシャルワーカーのライセンスを持っており、学校ベースのセラピストとして、フォスターユースの子どもたちと家族、ホームレス経験者、そして大学生にオンラインセラピーを提供する仕事に携わっています。
現在は、インディアナポリス公立学校のひとつでスクールソーシャルワーカーとして働いています。また、個人事業としてAspiring Peace consultation, and counseling, LLCを立ち上げ、フォスターユースや社会的に脆弱な状態におかれてしまった人々に手頃な価格で治療サービスを提供することにしています。
【 会場 】
九州大学西新プラザ
〒814-0002 福岡市早良区西新2-16-23 大会議室
「西新」駅下車、⑦番出口より徒歩約10分
TEL 092-831-8104
FAX 092-831-8105
【参加費】
¥1,000
※社会的養護経験者 当事者ユースは無料
【定員】
対面会場:100名
オンライン:450名
【申し込み方法】
・Peatixよりお申し込みください。
※チラシにつきましては、こちらよりダウンロードください。
第4回リーダーシップシンポジウムチラシ