特集レポートFeature Report

08 08

2024年度レポート/みんなで里親プロジェクト

「みんなで里親プロジェクト」の2024年度の成果と取り組みについて詳述します。地域に根ざした家庭的な子どもショートステイを通じて、里親制度の普及と支援を行い、利用者のニーズに応えるための活動を展開しています。
2024年度年間レポート(PDFファイルダウンロード)

■ 取り組みの柱(5つの活動)

1.里親ショートステイの実施
マッチングや支援を含む総合的な運営を行い、利用者のニーズに応じたサービスを提供しています。

2.里親リクルート
新規の里親を開拓し、より多くの家庭に里親制度を知ってもらうための活動を行っています。

3.普及啓発
広報物やWEBを通じて、里親制度に関する情報を発信し、地域社会への理解を深めています。

4.里親の支援
研修やピアサポート体制を整え、里親が安心して活動できる環境を提供しています。

5.サービスデザイン
行政や他機関との連携を強化し、里親制度の仕組みづくりを進めています。

【カード】はじめませんか?(PDFダウンロード版)
【チラシ】はじめませんか?(PDFダウンロード版)
【チラシ】里親・利用者向け(PDFダウンロード版)
【冊子】ショートステイ里親ハンドブック(PDFダウンロード版)
【チラシ】養育里親向け(PDFダウンロード版)

■ 利用実績の増加

福岡市全域で展開する「里親ショートステイ」の のべ日数は前年比約800日増の2,111日。新規利用家庭の63家庭を含む112家庭に達しました。

■ 利用理由と家庭状況

利用理由: 育児疲れ(60%)、仕事(20%)、疾病(12%)など
家庭状況: ひとり親家庭が67%、生活保護世帯が20%

■ 利用する子どもの年齢

乳幼児が中心ですが、中学生以上の利用も徐々に増加中。2024年度より、子ども自身が申請できる制度が始まりました。

■ 里親の広がりと支援

「里親って?カフェ」や相談会を月1回開催し、参加者は70名に達しました。新規のショートステイ里親登録者は25名、登録研修(里親カレッジ)参加者は26名となり、累計登録者数は2019年度の6名から2024年度には87名に増加しました。

■ ネットワークと連携

行政、大学、児童相談所、施設等と連携し、毎月の情報交換会や制度改善の場を設けています。全国ネットワーク会議には36都道府県から約150名が参加しました。

■ 今後に向けて

利用希望者全員が安心して使えるよう、里親の確保、他機関との協働、家族支援の充実、柔軟な調整体制づくりを進めていきます。

■ メディア

1.FBS福岡放送(テレビ)
動画(特集「キャッチ」育児疲れの悲痛な叫び「少しでも離れたい」1泊2日から家庭で預かる「里親ショートステイ」で支える 福岡)
2.RKBラジオポッドキャスト
音声(「子育て、もう無理…」SOSを引き受ける福岡市のショートステイ里親とは)
3.TNCテレビ西日本(テレビ)
動画(“短期間でよければ、お子さんを預かります” 「1人で抱え込まないで」 子育てに疲れたお母さんをサポート)

■ その他

こども家庭庁による令和7年度の調査研究報告書において、全国の先進事例として紹介

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